電子処方箋を発行する(リモート署名)

概要

院外処方箋を電子処方箋として発行する場合の手順について説明します。

リモート署名を使用すると通常1日1回(初回)のみスマートフォンまたはマイナカードによる署名を行うことで、2回目以降は認証トークン(キャッシュ)を使用して署名するため、ローカル署名のように毎回HPKIカードをリーダーにかざす必要がありません。

注意点

※下記の手順はリモート署名(スマートフォンなどのモバイルデバイス署名)する場合を想定した説明になります。

※2025年4月以降リモート署名を利用される場合、年間サービス利用料が必要となります。詳しくは(電子署名サービスの利用料に関するご案内)を参照してください。

※実行する端末には、HPKIカードリーダーの接続や電子署名モジュールのセットアップが必須となります。(設定方法に関してはこちら

※ローカル署名(HPKIカード署名)を利用する場合は、こちらを参照してください。

手順

1. [カルテ入力]画面において、通常の手順に従って院外処方データを入力後、[保存]を実行します。

2. [電子処方箋の発行選択]画面が表示されます。

まず最初に[発行方法の選択]に(電子処方箋)が選択されているかどうか確認します。

  • 〔電子処方箋〕・・・電子処方箋として処方箋を発行します(重複投与チェック・処方登録・処方控え発行)
  • 〔紙の処方箋〕・・・従来の紙処方箋を発行します(重複投与チェック・処方登録のみ)
  • 〔紙の処方箋(データ登録なし)〕・・・従来の紙処方箋を発行します(処方登録なし)

※発行方法の選択値は、顔認証付きカードリーダーにおいて認証時に選択された[処方箋の発行形態]に応じて患者ごとに自動で切り替わります。(発行形態として電子処方箋が選択された場合のみ電子処方箋が選択されます)

※発行方法の初期値に関しては、オン資連携の動作設定で設定できます(詳しくはこちら

3. 上図のように(署名方式)[リモート署名]、(トークン取得方法)[モバイルデバイス]が選択されているか確認してから、[発行する]を実行します。

※リモート署名の方法としては、(モバイルデバイス)・(HPKIカード)・(マイナカード)の3種類があります。

4. リモート署名する場合、当日の初回処方する際に必ず下図の[トークン有効期限切れアラート]が表示されます。リモート署名(トークン)の有効期限は「最大18時間」となっており、期限を過ぎると毎回改めて署名の動作が必要となります。

※通常当日の午前中など(処方発行時に)署名トークンを1度だけ取得しておけば、2回目以降は署名動作が不要となります。

5. 下図の[認証]画面が表示されますので、[送信]ボタンを実行します。

6. (セカンド電子証明書の紐づけの登録された)スマートフォンで、画面のQRコードを読み取りしてください。

※もしデバイスの登録がない等のアラートが表示される場合は、(スマートフォンの)デバイス登録の手順が正しく行われているかどうか確認ください。(設定手順はこちら

7. スマホのブラウザにログイン画面が表示されますので、そのまま[ログイン]を実行します。

8. 続けて[セキュリティキーによるサインイン]を選択します。

9. スマホに下図の画面が表示されたら、ブラウザを終了させてください。

10. 認証が完了すると、端末に下図のように「認証が成功しました」表示されます。

そのまま画面右上の[認証完了]を選択します。

11. 認証トークン取得が完了すると、処方箋の発行処理が自動的に実行されます。

処理が開始されると、(下図の)[重複登録チェックの処理中です]画面が表示されます。

12. 署名操作はリモート署名のため自動で実行されます。

電子署名の処理が完了すると、続けて処方データの登録処理が実行されます。

13. しばらくすると、下図のような「処方内容(控え)」が自動で印刷されます。

14. [過去カルテ]画面に戻ります。これで電子処方箋の発行は完了です。

電子処方箋の発行が正常に完了すると、下図の過去カルテのヘッダ箇所に[(電処)送信済み]と表示されます。

※上図の[(電処)送信済み]の箇所(リンク)をクリックすると、今回発行された処方内容控えのPDFが閲覧できます。

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