(点数マスタ)薬剤補足区分を設定する

概要

薬剤補足区分は、注射薬や処置薬などに対して「投与量・残量廃棄・希釈情報」などの補足コメントを自動挿入するために利用するための設定になります。

医療現場では、アンプル容量と実際の使用量が異なる場合や、希釈量・投与ルートなど、薬剤ごとに記載すべき補足情報が存在するケースがあります。
この補足情報を毎回手入力すると入力漏れや記述のばらつきが起こりやすいため、薬剤補足区分を設定することで、標準化されたコメントを自動で提示・補完できます。

ここでは、注射薬(ボスミン注)に対して補足コメント(フリーコメント)を挿入する場合を例にして設定手順をご説明します。

手順

1. まずは補足コメントとして設定するフリーコメントを登録します。

※フリーコメントの登録については、こちらを参照してください

2. 今回は例として、下図のようなコメントマスタを補足コメントとして登録して使用します。

3. 下図のように補足コメントを設定する医薬品マスタの変更画面を開きます。

4. [薬剤補足区分]欄の右にある[…]を選択します。

5. [点数マスタ検索]画面から該当するコメントマスタを選択します。

6. 下図のように今回選択したコメントマスタが、補足区分として設定されます。

7. 画面上の[更新]を選択して、今回の設定を保存します。

8. [点数マスタ管理]画面に戻ると、補足区分が設定されたマスタは下図のように[区](補足)として表示されるようになります。

9. 例えば、注射(点滴)の入力画面にて、「ボスミン注」を入力すると、下図のように医薬品+補足コメントという形で設定したコメントが自動発生するようになります。

10. [ワープロ入力]ダイアログが表示されますので、下図のように今回の投与量や残量廃棄についてコメントを入力します。

11. 後は通常どおり、注射オーダーの[入力]を確定します。

12. 下図のように、今回入力されたコメントがカルテに反映されます。

関連記事

TOP