概要
注射針とインスリン製剤など含む在宅自己注射を処方する場合のセットの登録方法について説明します。
AHISで在宅自己注射を処方する場合、(230)外用として入力する必要があるため、外用薬の処方セットとして登録する必要があります。
注意点
※在宅自己注射の処方セットを登録する場合、(在宅薬剤・在宅材料など)行為変更マスタを登録しておく必要があります。
※(院外処方)と(院内処方)によって在宅薬剤・在宅材料の行為コードが異なりますので注意してください。
行為 | 行為コード |
---|---|
在宅薬剤 | 140 |
在宅材料 | 142 |
在宅薬剤 (院外処方) | 148 |
在宅材料(院外処方) | 149 |
※注射針の銘柄名を処方箋に記載およびORCAと連携させる場合は、特定器材マスタとして注射針(マイクロファイルプラスやペンニードルなど)を登録しておく必要があります。(ORCAへの在宅自己注射の入力方法などについて詳しくはこちら)
※一般的な注射針は、銘柄ごとに電算コードが付かないため(在宅材料)コメントマスタとして登録する必要があります。
ただし、電子処方箋として発行する場合、電算コードが付かないマスタは処方箋データとして登録することができませんのでご注意ください。
手順
1. ポータルメニューの[運用マスタ]から[セット]を選択します。

2. [セット点数マスタ管理]画面の[新規入力]を選択します。

3. [セット点数マスタ入力]画面が表示されます。
在宅薬剤の処方セットを登録する場合、[行為](230)外用を選択します。

4. セットの[略称]・[名称]を入力します。

5. セットの1行目に、下図のように行為変更(.141 在宅薬剤)を入力します。
(※院外の場合は148になります)

6. 下図のように1行目に行為変更マスタが入力されます。続けて、[検索]を選択して薬剤を入力します。

7. 検索画面において、行為(皮下・筋注)に変更してから、(略称)で検索して該当する注射薬を入力します。

8. 処方箋に(薬剤+注射針)の形で記載したい場合は、続けて[検索]を選択して注射針を追加します。

9. [行為](在宅材料)にして、あらかじめ登録してある注射針のコメントマスタを選択します。

10. 続けて(外用の)用法マスタを入力します。
注射用の用法マスタなどからコピーするなどして、(在宅注射として処方するための)外用の用法マスタを登録しておきます。

11. 下図のように用法および日数を入力します。

12. 続けて、行為変更(142 在宅材料)を入力します。(※院外の場合は149になります)

13. 下図のように「万年筆型注入器用注射針(標準型)」を入力します。

14. 注射針の本数など入力してから、[登録]を実行します。
